【仮想通貨】仮想通貨を始める前に知っておきたい5つのこと

仮想通貨

この記事でわかること

仮想通貨』。なんか怪しい名前ですよね~。

英語で『CryptoCurrency』というと、クールでカッコ良い印象さえあるのに、日本語の直訳「仮想通貨」は、どうも響きが怪しすぎます。

そう、その怪しさが、日本での普及の速度を鈍らせた原因の一つかもしれません。

私などはその怪しさにひかれますが…(^^;)

これから仮想通貨を始めようと思われている方がこの記事を読むと、以下の5つのことがわかります。

  1. 仮想通貨ってどういう仕組み
  2. 仮想通貨のリスクは?
  3. 仮想通貨の将来性は?
  4. どの仮想通貨を購入すれば良い?
  5. どこで仮想通貨の購入すれば良い?

仮想通貨ってどういう仕組み?

ビットコインの歴史は、2008年に『サトシ・ナカモト』の8ページから成る論文から始まっています。

よい論文ほどシンプルである、と言いますが、わずか8ページの論文が起源とは、驚くばかりです。

理系出身の私などは、そこに美しさを感じます。その美しさだけで、ごはん3杯イケます(^^;

実はその論文は誰でも読むことができます。英文です↓↓↓

A Peer-to-Peer Electronic Cash SystemSatoshi Nakamoto satoshin@gmx.com www.bitcoin.org

ところで、『サトシ・ナカモトって、誰?』ってことです。一説に、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者、金子勇氏ではないか?との説もありますが、金子勇氏は故人ですし、推測以上のものではなく、サトシ・ナカモトが誰なのかは、いまだ謎に包まれたままです。名前からは日本人ですが、本当に日本人なのかどうかも、わかっていません。

たった8頁の論文によって、金融の世界を変えた者として、後世に語り継がれる正体不明の天才。ミステリアスです。ゾクゾクします。ごはん6杯イケます(^^;

さて、『仮想通貨とは?』を言葉で説明するならば、それはデジタル形式で存在し、暗号技術を用いて取引の安全性や新しい通貨単位の生成を管理できる、分散型のデジタル通貨の総称ということができます。

仮想通貨の仕組みは、『ブロックチェーン』と呼ばれる分散型の公開台帳技術がベースとなり、ブロックチェーンによって記録・検証されるものです。そこに中央銀行や政府による中央集権的な管理・介在を必要としません。

仮想通貨それ自体に価値のあるものですが、貨幣や金のようにモノとしても存在せず、あるのはデジタルデータだけ、というのは、不思議なところです。

仮想通貨のリスクは?

すべての金融商品にはリスクがあります。

仮想通貨は金融商品である以上、下記のようなリスクがあります。

価格変動(ボラティリティ)

金融商品にも、価格変動があり、それは利益の源泉であると同時に、損失の要因でもあります。

仮想通貨は、価格変動(Volatility)が比較的大きいとされています。

短期間で価格が大きく変動することがよくあるため、大きな利益を得る可能性がある一方で、逆に大きな損失を被る可能性もあります

規制リスク

日本の仮想通貨業界は、金融庁の関与が比較的強く、昨年まではユーザーの間では批判の対象となっていたところですが、2022年のいわゆる『FTXショック』において、日本の消費者の資産が比較的適切に保護されたことから、日本の規制が非難されることは少なくなってきました。

関東財務局に登録された暗号資産交換業者は、現在30社あります。

暗号資産交換業者登録一覧(金融庁)

サイバーセキュリティリスク

仮想通貨はデジタル形式で存在するものですから、ハッキングや不正アクセスの対象になる可能性があり、つまりは財産を失う可能性があります。

取引所やウォレットのセキュリティが脆弱であれば、資産が盗まれるリスクが当然ですが高まります。

2011年に起きたハッキング事件で被害を被った会社の名前に因んで、『ゴックス・リスク』と呼ばれることもあります。

どんなウォレットでも、セキュリティリスクに対して、100%安全ということはありません。

コールドウォレットの活用や、上記に示した、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者(コインチェック、GMOコインなどです)に預け入れるなど、ユーザー自らが資産をどう守るかを考え、自らが資産の保全にできることをするしかありません。そのような特徴は、既存の金融資産と大きく異なるところでしょう。

プラットフォームのリスク

プラットフォームとは、取引所(交換業者)のことです。

プラットフォーム側に脆弱性であれば、私たちの資産は安全とは言えません。

ただし、国内の取引所を利用する限りにおいては、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者を利用することで、ある程度リスクを軽減することができるでしょう。

暗号資産交換業者登録一覧(金融庁)

他方、海外の取引所を使用するときは、完全に自己責任となりますので、特に注意が必要です。

仮想通貨の将来性は?

ぶっちゃけ儲かるの?』というところですが、それはみんなが知りたいところです。

仮想通貨を保有している人は、仮想通貨の将来性に賭けているということになりますが、上記のようなリスクをはらむ資産であるため、一抹の不安を持ちながら、仮想通貨を保有している人が多いのではないでしょうか。

一般に言われている仮想通貨への期待には、以下のようなものがあります。

  1. ポテンシャルのある技術 仮想通貨を支えるブロックチェーン技術は、分散型の取引システムやスマートコントラクトなどの革新的な特徴を持っています。これらの技術が成熟すれば、さまざまな産業に革新をもたらす可能性があります。
  2. 金融のデジタル化 仮想通貨は金融取引や送金において、より迅速でコスト効率の良い方法を提供する可能性があります。特に世界中の送金や国際取引において、既存のシステムよりも優れた選択肢となる可能性があるでしょう。
  3. 新技術 仮想通貨市場は競争が激しく、新たな仮想通貨やブロックチェーンプロジェクトが次々に登場しています。新たな技術の出現により、市場の構造や価値が変化する可能性があります。
  4. 投機と市場のボラティリティ 仮想通貨市場は投機的要素が強く、価格の変動が大きいことが特徴です。これは投資家にとっては大きなチャンスをもたらしてくれます。ただし一方では、何度も申しますがリスクも高まります。

どの仮想通貨を購入すれば良い?

ビットコインは、様々な仮想通貨の中で『お父さん』と言っても良いポジションです。

『お父さん』であるビットコインに元気がないときは、その家族であるその他の多くのアルトコインは、一様に元気がなくなっていくと思って良いでしょう。

ただし、お父さんの成長スピードを凌駕する子供が次々と現れているのも事実です。仮想通貨の世界は今まさに熱い世界で、日進月歩で進化しています。

また仮想通貨の世界では、新たなプロジェクトや通貨が次々に登場しています。お父さんであるビットコインに投資するだけでは飽き足らない場合は、その他の仮想通貨について詳しくリサーチし、技術の信頼性やプロジェクトの進捗状況を把握することで、より大きなリターンを得ることができるかもしれません。

どの通貨に投資するかは、その人のリスク許容度にもよります。今なくなっても良いお金を投資に回すとして、その額はいくらなのか、をよく吟味しましょう。

また、仮想通貨市場はボラティリティが高いため、すべての資産を一つの通貨に集中させないようにすることが重要です。ポートフォリオを分散させることで、リスクも分散させることができるでしょう。

どこで仮想通貨の購入すれば良い?

さてどこで仮想通貨を毛乳するのが良いでしょう? そう、国内であれば、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者を利用することをおすすめします。

そうすることで、プラットフォームリスクと、サイバーセキュリティリスクについて軽減することができるでしょう。

免責事項

このブログは投資に関する情報を提供するものであり、個別の投資助言を提供するものではありません。

読者は自己責任で情報を利用し、投資判断を下す必要があります。

市場リスクや価格変動に伴う損失について、筆者は一切の責任を負いません。

投資に関する最終的な判断は、専門家の助言を仰ぐなど慎重な判断を行ってください。